独自のノウハウにより入居者がいる古いアパートや借地・底地、再建築不可など、他の不動産会社が取り扱いづらい”お困り物件”を解決に導いてきた不動産・用地開発のスペシャリスト、株式会社エスエイアシストがお届けする”お困り物件”コラム、第15回目は「底地権の買取詐欺とは？」です。
底地の土地では、底地人と借地人との間で長い間トラブルになりやすいです。まして、底地権者にとってみれば手間やお金がかかるにも関わらず、収益性も低いとあったら、「底地の権利を誰でもいいから買取ってほしい…」と心が病んでしまう方も多いのではないでしょうか？そこに詐欺師が忍び寄ってきて、優しい顔をして助け舟を出してくるのです。彼らは、ノーリスクハイリターンの取引を狙っています。
でもちょっと待ってください！今回の記事では、底地権の買取詐欺に遭わないためのポイントと、その詐欺師の手口とその防ぎ方について解説するとともに、信頼できる買取業者さんの選び方までお話します。手前味噌ですが、私たちエスエイアシストもその信頼できる会社のひとつと自負しておりますので、最後まで読んでいってくださいね！
底地権とは？なぜ詐欺師が狙うのか？
はじめに、「底地権」とは土地を所有しその土地に建物を建てることを借地人さんに認めることで地代をもらう権利のこと。一般に底地権はその収益性は低く、その上に住む借地権者とトラブルになりやすいと言われています。
その理由を具体的に挙げると、
①底地権者は土地を自由に使えない
②人気のない底地権の売却額は低い
③土地の収益性（地代）は安い
④相続税の総支払額に対してその回収が見込めない
⑤底地権と借地権の利権は複雑でトラブルになりやすい
ということがあります。
そのため、以前からトラブルになって関係のこじれている借地人に底地権を買取ってもらえない場合、「誰でもいいから底地権を買取ってもらえるものなら、とにかく売って手放したい！」と思ってしまうのも頷けますね！
そこに「なぜ詐欺師が狙うのか？」です。
その理由は、底地権の売買は一般的な不動産取引とは異なり専門知識が必要であり、内容が複雑であるため、不動産取引に詳しくなく、心理的に参っている底地権者さんがいれば、格好の狙いやすい相手となるワケです。
詐欺の手口と防ぎ方とは？
そんな詐欺の典型的な手口は、相場価格よりも低い買取価格で、借地人さんとの交渉がうまくいくことを条件として、手付契約を結びます。その上で借地人から借地権すらも安く買い取れればなお良しです。すべてがうまくいけば相場価格で土地を転売して爆益を叩き出せます。
万が一、借地人との間で契約が成立しなくても、その話はなかったことにもできるために、詐欺師にとってみればノーリスクです。
詐欺師の手口と防ぎ方は以下の通り。
①高額査定の提示してくる
詐欺師は底地権者さんの興味を引くために、まずは高額な査定価格を掲示してきます。例えば、権利が複雑で一般に人気の出ない底地権にも関わらず、相場価格の２〜３倍の買取金額を掲示してくることもあります。その後、何のかんのと理由をつけては値下げして、最終的には買い叩くのです。
防ぎ方：相場価格を把握し、現実的な価格で取引することが大切です。
②契約書に不利な条項が含ませてくる
詐欺師は不動産知識のない底地権者に対して、契約書面では一見して分かりづらく、一方的に不利な条項を含ませてきます。例えば、買取後のトラブル発生時の責任回避や、支払い方法の不明瞭な記載がある場合があります。
防ぎ方：契約書をしっかりと読み込み、場合によっては不動産に詳しい専門家にも相談することが重要です。
底地権の買取りで詐欺に遭わないためのポイント！
それでは、より具体的に底地権の買取りで詐欺に遭わないポイントをまとめます。
①相場価格を把握する
まずは、ご自分の底地権とはどういった権利なのか、昔と比べて法律がどのように変わっているのか、現在の不動産市況はどうなっているのか、他人任せにせずにインターネットなどから最低限の予備知識をつけることが重要です。
その上で、近隣の同じような土地や建物の取引価格を調べ、現実的な相場価格を把握します。
②契約内容をしっかり理解する
契約内容をしっかり理解することが大切です。分からないことを分からないままにせず、疑問点などがあれば第三者の専門家に相談します。よくお金がかかるからと、専門家に対する相談料などをケチってしまいがち。専門家なら一瞬で気づけたはずの、一方的に不利益になる条項があったとしても、やすやすと見逃してしまうことになります。
③信頼できる不動産業者を選ぶ
底地権の買取の詐欺に遭わないためには、何より信頼できる不動産業者さんを選ぶことが重要です。実績や口コミを参考に確認していきます。以下で具体的にお話していきます！
これらをしっかりと行っていけば、詐欺師はおいそれと買取ることはできないでしょう！
底地権の買取業者の選び方！
「詐欺師に騙されないことはわかった。でもこの底地権はなんとか処分したいのだけど、どうすればいい？」となりますね。
ここからは、適切な底地権の買取業者さんを選ぶにあたり、そのポイント３点を具体的に解説します。
①査定方法や費用の明確さを確認する
まず、業者さんがどのような方法で査定を行っているか、費用が明確かどうかを確認します。具体的には、査定に使用する基準や手法、どのようなデータを参考にしているのかなどを聞くことです。また、査定や取引にかかる費用も事前に明確な説明を受け、隠れた費用がないかどうかも確認します。
②サポートが充実しているか
つぎに、相談や問題解決のサポートがあるか、定期的な連絡や報告の有無も確認します。また、取引終了後には何らかのトラブルが発生することもありますが、その際のアフターサービスが充実している業者を選びます
③実績と信頼性のある業者を選ぶ
最後に、実績と信頼性を確認します。所属している業界団体や資格の有無は、信頼性の判断材料になります。また、信頼できる業者さんは、底地権の買取りに関する豊富な実績や、顧客からの良好な評価があることが一般的です。実績を確認する方法として、ウェブサイトで過去の取引事例を調べたり、口コミや評判をインターネットで調べることが有効です。
私たちエスエイアシストのホームページでは、そんな情報も確認することができます。弊社ベテラン社員の活動が垣間見え、なかなか面白いと思いますので、ぜひ訪れてみてくださいね！
まとめ
今回の記事では、底地権の買取詐欺に遭わないためのポイントと、その詐欺師の手口とその防ぎ方について解説するとともに、信頼できる買取業者さんの選び方までお話しました。
「底地権」とは土地を所有しその土地に建物を建てることを借地人さんに認めることで地代をもらう権利のこと。
借地権者とトラブルになりやすいその理由は、
①底地権者は土地を自由に使えない
②人気のない底地権の売却額は低い
③土地の収益性（地代）は安い
④相続税の総支払額に対してその回収が見込めない
⑤底地権と借地権の利権は複雑でトラブルになりやすい
ということがあります。
詐欺師からすると、底地権の売買は内容が複雑で専門知識が必要であるため、心理的に参っている底地権者さんは、格好の狙いやすい相手となるワケです。
詐欺の手口は、相場価格よりも低い買取価格で、借地人さんとの交渉がうまくいくことを条件として手付契約を結べば、詐欺師にとってみればノーリスクで転売して爆益を叩き出せます。
詐欺師の手口と防ぎ方は以下の通り。
①高額査定の提示したあと理由をつけて価格を下げる
防ぎ方：相場価格を把握し、現実的な価格で取引することが大切です。
②契約書に不利な条項が含ませてくる
防ぎ方：契約書をしっかりと読み込み、不動産に詳しい専門家にも相談します。
より具体的に底地権の買取りで詐欺に遭わないポイントは、
①最低限の予備知識をつけ相場価格を把握する
②専門家に相談し契約内容をしっかり理解する
③実績や口コミを参考に信頼できる不動産業者を選ぶ
適切な底地権の買取業者さんを選ぶポイント３点は、
①査定方法や費用の明確さを確認する
②トラブルに対するサポートが充実しているか
③実績と信頼性のある業者を選ぶ
私たちエスエイアシストでは、入居者がいる古いアパートや借地・底地、再建築不可など、困ってしまう”訳あり物件”のご相談を数々と解決してきた実績があります。弊社ホームページでは、たくさんの実績や事例を公開しています。
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