
独自のノウハウとアイデアを結集して入居者がいる古いアパートや借地・底地、再建築不可など、他の不動産会社が取り扱いづらい“お困り物件”でも、ひと手間かけることで土地や建物の持つ価値を最大化して解決に導いてきた不動産・用地開発のスペシャリスト、株式会社エスエイアシスト(SAA)がお届けする“お困り物件”Blogです。
弊社は独自に物件を仕入れて解体も自社で行い住宅用地に仕上げる用地開発事業、リノベーション、収益性物件まで幅広く展開しています。ご自身がお持ちの物件はもちろん、同業者で“お困り物件”でお悩みの方もお気軽にご相談ください!今回は川沿いにある物件の売却方法について解説します。
川沿いの家のメリット/デメリット
川沿いにある物件は一般的に売却価格が低下する傾向にあり、売却が難しいと言われています。
理由としては美しい眺望や豊かな日光といったメリットがある一方で、水害のリスクや高湿度による建物の劣化など、不利な要素が存在するからです。これらのメリットやデメリットを比較し、売却方法を検討しましょう。
メリット
川沿いにある家は自然の近くにあるため景観が良い場合が多いです。都会の喧騒や騒々しさなどから離れ、自然と接する機会が多くなるでしょう。郊外や都心から離れた物件は当然ながら最近では街づくりの一環として都心も川沿いの遊歩道や桜並木の整備が進められています。また、周りに大きな建物がないことから風を遮る建物がなく、通風性が良いため夏場でも風が吹きやすく適度に快適な生活を過ごすことが出来るでしょう。日当たりも良いことが多く生活環境としては快適に過ごせる可能性が高くなることはメリットになるでしょう。
デメリット
川沿いの物件のデメリットとして一番大きいものは洪水などの災害リスクがある点になります。川沿いの物件の場合、地盤が脆弱な場所であることも多く水害だけでなく、地震による地盤沈下なども注意が必要となります。また、草木や水が多い場所では外注なども発生しやすくなるので虫が発生しやすい季節は防虫対策も必要となります。仮に浸水が起きてしまったことのある物件の場合は被害の程度によっては物理的瑕疵として扱われるため売却時には告知が必要になります。もし、売主が買主に対して浸水被害を伝えずに売却した場合、契約不適合責任を追及され、買主から売主に対して売買契約解除や損害賠償請求をされる恐れがありますので注意が必要となります。
川沿いの物件を売却する方法
①不動産仲介業者に依頼して売却する
川沿いの物件は先程記載した通り、地盤が弱い傾向が多いです。そのため、売却する際には地盤の強度を明確に買主へ占めることが重要になります。住宅建設の際は、地盤調査がおこなわれ、地盤調査報告書が作成されますが、古い物件で地盤調査が行われていない場合は不動産会社に相談して地盤調査を依頼することが必要になるでしょう。その結果次第では、地盤に対する心配が解消され、不動産仲介業者を経由して一般の買主は高価な価格での売却が期待できるでしょう。
他にも解体して更地にすることで売却しやすくなることもあります。特に古い物件の場合は築年数に応じて価値が低くなるため、更地にしてしまったほうが売却はしやすくなるでしょう。ただし、解体にも費用がかかりますので売却希望額と解体費用を考慮する必要があります。
工夫することも一つの手段です。デッドスペースがある場合は敷地内に花壇や倉庫、駐車スペースなどを作り、三角地を有効活用しているように見せることが出来ます。少なくともマイナスな印象を与えるようなものは修繕し、土地や建物自体のメリットを伝えられるようにしておくことが重要になります。
②専門の買取業者へ依頼する
不動産仲介業者で売却できない場合は専門の買取業者に依頼することも選択肢の一つとして検討するほうが良いでしょう。専門の不動産買取業者は買取った物件にリフォームを施し、資産価値を高めてから賃貸物件としての運用や再販をします。過去の経験や豊富なノウハウから判断することができるため、リフォームなどはしなくとも現状のまま適正価格で買い取ることが可能になります。また、専門の買取業者であれば一般の買主が現れるのを待つ必要がないため、早く売却し、現金化することが可能になります。
まとめ
今回の記事では川沿いの物件売却方法について解説してきました。立地や条件によっては一般の不動産業者に依頼しても売却できない場合もありますが、専門の買取業者であれば買取できることもできる可能性もあるため、専門の買取業者に依頼することも検討してみてください。弊社では今までに蓄積してきた経験やノウハウを活かし、売却がしづらい物件においても買取が可能になります。このような物件の扱いに悩まれている不動産業者だけでなく、土地を相続した依頼者から相談を受けた不動産物件の売買に馴染みのない弁護士さんまで、査定のみのご連絡でも構いませんので是非弊社へお気軽にお問い合わせください!
