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今回は旗竿地の売却が難しい理由や買い取ってもらう方法について説明します。
結論として、買い取ってもらう方法は街中で見る不動産仲介業者ではなく、専門の買取業者に依頼しましょう。
旗竿地や路地状敷地は何故売りづらいのか?
前述したとおり旗竿地とは道路に接している間口が狭く、細い路地を通った先にある奥まった土地のことを指します。
道路に面していないため騒音が気になりづらいといったメリットはありますが、日当たり、風通しが悪い、車を出しづらいといったデメリットがあり、一般的な相場より安い土地となってしまうだけでなく、再建築不可物件になると買い取ってもらえないこともあります。
旗竿地を売却する方法とは
冒頭に記載しましたが旗竿地を売却するためには、不動産仲介業者ではなく、専門の買取業者に依頼することで売却が可能になります。
不動産仲介業者では一般の売主と買主を繋ぎ、売買の仲介のみをするため買主がいないと当然ながら売却することができません。
専門の買取業者であれば、売主から買取った後リフォームするなど、売却しづらい物件を再販するノウハウなどを豊富に持っているため、
一般の買主がいなくとも高確率で買い取ってもらうことが出来ます。
再建築不可物件に特化した業者や特定の地域に強い業者もいるので、まずは相談をしてみましょう。
専門買取業者に依頼する理由は?
①売却にかかる時間を短縮
買取業者では金額の合意が出来たら即売却できるため、一般の買主が現れるのを待つ必要がありません。
②仲介手数料がかからない
不動産仲介業者に依頼すると売れた金額の何%かを支払う必要がありますが、買取業者の場合は売主との直接売買になるため、仲介手数料を支払う必要はありません。
③売却するための費用を抑えられる
不動産仲介業者に依頼する場合は一般の買主が購入するため、内覧をする必要があり清掃やリフォームをして、少しでも高く売るための工夫が必要となります。
しかし、買取業者の場合は買取後に用途にあわせてリフォームなどをするため、売却するための費用を抑えることが出来ます。
④契約不適合責任が免責される
不動産仲介業者を通して一般の買主に売却する場合、契約内容と異なる点が判明した時に消費者保護の観点から売主は契約不適合責任を負う必要があります。
専門の買取業者であれば建物のどこに欠陥があるか凡その見当がつくため契約不適合責任が免責される場合があります。
※買取業者にもよりますので免責となっているか確認をしましょう。
旗竿地はいくらで売れるのか?
具体的な売却額は買取業者に評価してもらう必要がありますので、まずは連絡をしてみましょう。
一般的な評価方法は整形地での評価額からデメリットになる部分を割り引いて算出されます。
ここでは再建築不可物件の買取事例を紹介します。
この例では室内の老朽化が進んでいるだけでなく、前面道路の幅員が2m未満で接道義務を果たしていませんでした。
通常は買い取ってもらえない建物になりますが、専門買取業者がこれまで培ったノウハウをフル活用し、次の利用用途を検討することで、600万円で買い取ってもらうことができました。
まとめ
今回の記事では旗竿地を売却する方法について解説してきました。
旗竿地は一般的に売却することは難しい土地になりますが、専門買取業者へ依頼することで、仲介不動産業者にはないノウハウを活用し、買取をしてもらえるはずです。
売却に困っている企業や相続絡みで相談を受けている人がいれば、まずは専門の買取業者に依頼してみましょう。