囲繞地通行権は拒否できない？囲繞地や袋地を売却する際の注意点とポイント！

囲繞地を買いたいという一般の買主はなかなかいません。というのも、囲繞地は自身の敷地であるにも関わらず、袋地の所有者に通行を許さなければならないからです。一般的に購入した自分の土地に毎日出入りされたり、償金として袋地の土地所有者に費用を請求するのは気が引けると思います。そのため、なかなか買い手がつかず売却までに時間が掛かるだけでなく、最悪売れない可能性も出てきます。

囲繞地を売却する方法は一般的に以下の２つになります。

①袋地の所有者へ売却
袋地の所有者も土地が公道に接していないため再建築不可物件に該当し、新しく土地の建て替えなどが出来ず困っている場合もあります。その場合は袋地の所有者に対して通路部分を買取ってもらう交渉をしましょう。袋地の所有者としても建て替えができるようになるだけでなく、囲繞地の所有者としても土地から囲繞地通行権がなくなり価値が上がるため双方に利益が生まれます。しかし、袋地の所有者に対して自身の土地を売却する話を持ちかけるのは難しいことだと思います。売却の話をすることはできても袋地の所有者に経済的余裕が必要となります。

②袋地と囲繞地を一緒に売却する
昨今、地価が高騰しているため囲繞地と袋地を所有者同士で一致団結し、一緒に売却することもおススメです。
２つの土地を併せて売ることができれば、１つの広い土地になるだけでなく、袋地や囲繞地ではなくなるため個別に売却するより高値での買取が期待できます。とは言え、それぞれの手放すタイミングが調整できない場合もあると思います。そんな時は、買取業者に調整などの依頼をすることで袋地所有者との調整のため間に入ってもらうだけでなく、引き払うタイミングがそろわない場合融通を聞いてもらえる可能性があります。

③買取業者に依頼する
袋地所有者への売却や一緒に売却することが難しい場合は買取業者へ個別での売却を依頼することも検討しましょう。前述した通り、囲繞地では購入を避けられる傾向があるため、不動産仲介業者を通して買主を見つけることは時間がかかる可能性が高いです。そこで専門の買取業者に依頼することで高確率で買取ってもらうことができます。買取業者では賃貸希望者を見つけて投資家に売却したり、買取業者自身で運用することもできます。他にも民泊などでの利用や営利目的の建物にリフォームして売却することもできますので、是非弊社へご相談ください。

今回の記事では囲繞地を売却する方法について解説してきました。
囲繞地は一般的に売却することは難しい土地になりますが、売り方を工夫したり専門買取業者へ依頼することで売却することが出来ます。弊社では今までに蓄積してきた経験やノウハウを活かし、リフォームや売却することができますので、売却がしづらい物件においても買取が可能になります。このような物件の扱いに悩まれている不動産業者だけでなく、土地を相続した依頼者から相談を受けた不動産物件の売買に馴染みのない弁護士さんまで、査定のみのご連絡でも構いませんので是非弊社へお気軽にお問い合わせください！